と困っている方に向けて、本記事では「テレビの電源が入らなくなる原因と対処方法」について詳しく解説します。
テレビの電源が入らない原因と対処方法
テレビの電源が入らないときには、大きく分けて以下の3つのケースが考えられます。
- 電源コードやコンセントの接続が不良である
- リモコンやテレビ本体の故障である
- 基板や部品の故障である
それぞれのケースに応じて、以下のような対処方法があります。
原因①電源コードやコンセントの接続が不良である場合
電源コードやコンセントの接続が不良である場合は、最も簡単に解決できる可能性が高いです。 以下のような確認や操作を行ってみてください。
- 電源コードがテレビ本体やコンセントにしっかりと差し込まれているか確認する
- 電源コードやコンセントに破損や断線がないか確認する
- 電源コードをコンセントから抜いて5秒以上空けてから再度差し込む
対処法1:電源コードがテレビ本体やコンセントにしっかりと差し込まれているか確認する
まず、電源コードがテレビ本体やコンセントにしっかりと差し込まれているか確認することが重要です。
電源コードがゆるんでいたり抜けていたりすると、テレビに電気が流れなくなります。
その場合は電源コードを押し込んだり差し直したりして接触を良くしてください。
電源コードの差し込み口にほこりやゴミがたまっていると、接触不良を引き起こすこともあります。
その場合は電源コードを抜いて、差し込み口をきれいにしてから再度差し込んでください。
対処法2:電源コードやコンセントに破損や断線がないか確認する
次に、電源コードやコンセントに破損や断線がないか確認することも必要です。
電源コードやコンセントに亀裂や切れ目があると、テレビに電気が流れなくなります。
その場合は、電源コードやコンセントを交換する必要があります。
電源コードやコンセントに焦げ跡や溶けた跡があると、ショートして火事になる危険があります。
その場合は、すぐに電源コードやコンセントを抜いて使用をやめてください。
対処法3:電源コードをコンセントから抜いて5秒以上空けてから再度差し込む
また、電源コードをコンセントから抜いて5秒以上空けてから再度差し込むという操作を試してみることも効果的です。
この操作は、テレビの内部の電気回路をリセットすることができます。
テレビの内部に一時的な不具合があった場合は、この操作で正常に戻ることがあります。
以上のように、テレビの電源が入らない場合に、電源コードやコンセントの接続が不良である可能性が高いということを詳しく解説しました。
これらの確認や操作を行っても電源が入らない場合は他の原因が考えられます。
その場合は、次のケースを参考にしてください。
原因②リモコンやテレビ本体の故障である場合
リモコンやテレビ本体の故障である場合は、以下のような確認や操作を行ってみてください。
- テレビ本体の電源ボタンを押して反応があるか確認する
- テレビ本体のスタンバイランプの色や点滅状態を確認する
- リモコンの電池の残量や向きを確認する
- リモコンの信号がテレビに届いているか確認する
- リモコンの入力切替ボタンを押して入力が地上デジタルになっているか確認する
対処法1:テレビ本体の電源ボタンを押して反応があるか確認する
まず、テレビ本体の電源ボタンを押して反応があるか確認することが重要です。
リモコンが故障している場合は、テレビ本体の電源ボタンで電源を入れることができます。
しかし、テレビ本体の電源ボタンでも反応がない場合は、テレビ本体に問題がある可能性があります。
対処法2:テレビ本体のスタンバイランプの色や点滅状態を確認する
次に、テレビ本体のスタンバイランプの色や点滅状態を確認することも大切です。
スタンバイランプは、テレビの電源が入っているかどうかを示すランプです。
通常は、電源が入っているときは緑色に点灯し、電源が切れているときは赤色に点灯します。
しかし、テレビに不具合がある場合は、スタンバイランプが赤色や橙色に点滅したり消えたりすることがあります。
その場合は、スタンバイランプの色や点滅回数に応じてテレビのエラーコードを判別することができます。
エラーコードはテレビのメーカーやモデルによって異なりますが、一般的には以下のような意味を持ちます。
- 赤色に1回点滅する:電源基板の故障
- 赤色に2回点滅する:バックライトの故障
- 赤色に3回点滅する:メイン基板の故障
- 赤色に4回点滅する:パネル基板の故障
- 赤色に5回点滅する:温度センサーの故障
- 赤色に6回点滅する:ファンの故障
- 赤色に7回点滅する:スピーカーの故障
- 赤色に8回点滅する:液晶パネルの故障
- 赤色に9回点滅する:オーディオ基板の故障
- 赤色に10回点滅する:電源基板の故障
スタンバイランプの色や点滅状態を確認してもエラーコードが分からない場合は、テレビの画面にエラーコードが表示されているかもしれません。
その場合は、テレビの画面をよく確認してみてください。
対処法3:リモコンの電池の残量や向きを確認する
また、リモコンの電池の残量や向きを確認することも必要です。
リモコンの電池が切れている、または逆さまに入っていると当然リモコンが動作しなくなります。
その場合は、リモコンの電池を新しいものに交換したり正しい向きに入れ直したりしてください。
リモコンの電池の残量や向きを確認する方法は、以下のようなものがあります 。
- リモコンの電池の残量を示すランプがある場合は、そのランプの色や点滅状態を確認する
- リモコンの電池の残量を示すランプがない場合は、リモコンのボタンを押してテレビに信号が届いているか確認する
- リモコンのボタンを押してもテレビに信号が届いていない場合は、リモコンの電池を取り出して、電池の極性を確認する
対処法4:リモコンの信号がテレビに届いているか確認する
リモコンの信号がテレビに届いているか確認することも効果的です。
リモコンの信号は、赤外線や無線などの方式でテレビに送られます。
しかし、リモコンの信号がテレビに届いているとしても、テレビが正しく受信していない場合は電源が入らないことがあります。
その場合は、以下のような確認や操作を行ってみてください 。
- リモコンとテレビの間に障害物がないか確認する
- リモコンとテレビの距離が適切か確認する
- リモコンの信号をスマートフォンのカメラで確認する
対処法5:リモコンの入力切替ボタンを押して入力が地上デジタルになっているか確認する
テレビの入力切替とは、テレビが映像や音声を受信するための信号の種類のことです。
テレビには、地上デジタル、BS、CS、HDMI、AVなどの入力切替があります。
これらの入力信号は、テレビの背面や側面にある入力端子にアンテナケーブルやHDMIケーブルなどを接続することでテレビに送られます。
しかし、テレビの入力信号が正しく設定されていないと、テレビに映像や音声が表示されないことがあります。
その場合は、テレビの入力信号を切り替える必要があります 。
テレビの入力信号を切り替える方法は、テレビのメーカーやモデルによって異なりますが、一般的には以下のような方法があります。
- リモコンにある入力切替ボタンを押す
- リモコンにあるメニューボタンを押して、画面に表示されるメニューから入力信号を選択する
- テレビ本体にある入力切替ボタンを押す
これらの確認や操作を行っても電源が入らない場合は、次のケースに進んでください。
原因③基板や部品の故障である場合
基板や部品の故障である場合は、一般的には素人が修理するのは不可能です。
まず、テレビの画面にエラーコードが表示されているか確認することが重要です。
エラーコードとは、テレビの故障の原因や状態を示すコードのことです。
エラーコードはテレビのメーカーやモデルによって異なりますが、一般的には英数字や記号の組み合わせで表されます。
例えば、E01、E303などのように表示されます。
エラーコードが表示されている場合は、テレビの取扱説明書やメーカーの公式サイトでその意味や対処方法を調べることができます。
それらの情報を控えた上で販売店、もしくはメーカーへ修理の依頼をするようにしましょう。
メーカー修理を依頼する際のポイント
「テレビの電源が入らない」という症状が発生した場合、販売店もしくはメーカーへ修理依頼する際のポイントは以下の通りです。
- テレビの購入日や保証期間を確認する
- テレビのメーカーや販売店のカスタマーサポートに連絡する
- テレビの修理や交換の費用や目安を確認する
①テレビの購入日や保証期間を確認する
まずは、テレビの購入日や保証期間を確認することが必要です。
テレビの購入日や保証期間とは、テレビが故障したときにメーカーや販売店が無償で修理や交換を行ってくれる期間のことです。
テレビの購入日や保証期間は、購入時のレシートや保証書、またはメーカー純正の保証書に販売員が押した販売店のスタンプなどで確認することができます。
一般的には、テレビの購入日から1年間はメーカーが無償で修理や交換を行ってくれますが、機種や金額によっては販売店の長期無料保証、もしくは有料で付帯した延長保証を使って無料修理を受けることも可能です。
しかし、テレビの保証が切れている場合でも、予算が許せば基本的には有償で修理や交換を行ってくれます。
ただし、定格寿命である7~8年以上を経過した場合は、サービス用の修理部品の供給が終了している場合もありますので、まずは販売店やメーカーのカスタマーサポートに連絡をして確認してみてください。
②テレビのメーカーや販売店のカスタマーサポートに連絡する
カスタマーサポートとは、テレビの故障や不具合に関する相談や問い合わせを受け付ける部署のことです。
カスタマーサポートに連絡すると、テレビの故障の原因や状態を診断してくれたり、修理や交換の手続きを案内してくれたりします。
カスタマーサポートに連絡する方法は、テレビの取扱説明書や保証書に記載されています。
一般的には、電話やメールやWEBサイトなどの方法があります。
例えば、以下のような方法があります。
- 電話で連絡する場合は、テレビの型番やシリアル番号、故障の症状やエラーコードなどを伝える
- メールで連絡する場合は、テレビの型番やシリアル番号、故障の症状やエラーコードなどを記載する
- WEBサイトで連絡する場合は、テレビの型番やシリアル番号、故障の症状やエラーコードなどを入力する
③テレビの修理や交換の費用や目安を確認する
カスタマーサポートに連絡すると、テレビの修理や交換の費用や目安を確認することができます。
テレビの修理や交換の費用や目安とは、テレビの故障の原因や状態に応じて修理や交換にかかる金額や時間のことです。
テレビの修理や交換の費用や目安はテレビのメーカーや販売店によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。
- 電源基板の故障の場合は、修理費用は約3万円から5万円、修理時間は約1週間から2週間
- バックライトの故障の場合は、修理費用は約2万円から5万円、修理時間は約2週間から3週間
- メイン基板の故障の場合は、修理費用は約3万円から6万円、修理時間は約3週間から4週間
- パネル基板の故障の場合は、修理費用は約4万円から5万円、修理時間は約4週間から5週間
- 温度センサーの故障の場合は、修理費用は約5千円から1万円、修理時間は約1日から2日
- ファンの故障の場合は、修理費用は約1万円から2万円、修理時間は約1週間から2週間
- 液晶パネルの故障の場合は、修理費用は約8万円から15万円、修理時間は2週間から1カ月以上
まとめ
今回の記事では、テレビの電源が入らない原因と対処方法について詳しく解説しました。
テレビの電源が入らないときには、
- 電源コードやコンセントの接続
- リモコンやテレビ本体の故障
- 基板や部品の故障
などの原因が考えられます。
それぞれの原因に応じて、適切な対処方法を試してみましょう。
しかし、どの対処方法を試しても電源が入らない場合は、テレビの修理や交換が必要になる可能性があります。
その場合は、テレビのメーカーや販売店のカスタマーサポートに相談してみてください。
また、テレビの購入から7~8年以上経っている場合は、テレビの買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
最新のテレビは機能や性能が向上しており、コスパも高いです。
テレビの故障は滅多に起こらないことですが、もし起こったときはこの記事を参考にしてみてくださいねm(__)m
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