とお困りの方に向けて、今回は「テレビに縦線・横線が入るようになったときの対処法」についてご紹介します。
・自力で直せるケース
・修理が必要なケース
テレビに異常が出た場合、基本的にこの2通りのパターンに分けられます。
まずは自力で対処できることがないかをチェックし、改善が見られない場合は修理、または買い替えを検討しましょう。
テレビに縦線や横線が入るようになったときの対処法

テレビに縦線や横線が入るようになった場合にできる対処法としては、
- テレビの待機電源を入り切りしてみる【リモコン】
- 主電源の入り切りを試す【テレビ本体側】
- コンセントを抜いて挿し直してみる
という上記3つの方法があります。
縦線や横線が入ってしまった場合、まずは最初にリモコンで電源を切って数秒後に再度入れなおしてみましょう。
これで改善しない場合は、続けてテレビ本体に備わっている主電源スイッチを切ってみて、数秒後に再度電源を入れ直してみてください。
上記でも改善が見られない場合は、テレビのコンセントごと抜いてしまって、10秒ほど待った後に再度コンセントを入れ、症状が治ったかどうか確認してみましょう。
これで治ったという場合でも、テレビ側の基盤やバックライト、液晶パネルに何らかの問題がある可能性もあります。メーカー保証や家電店の長期保証が残っている方は一度点検に出してみるのをおすすめします。
テレビの電源チェックで縦線横線が消えないなら修理一択です

残念ながら、上記の点検で縦線や横線が消えない場合、テレビの液晶パネル、もしくは基盤に不具合が生じている可能性が高くなります。
基本的に放置していて治るものではありません。この場合は修理一択です。
ただし、保証期間が残っている場合は無償で直せる症状ですので、なるべく早めに購入元のお店へ連絡するようにしましょう。
一方、購入後数年が経過し、実費での修理になってしまう方には少し残念なおしらせです。
一般的に液晶パネルを修理する場合、パネルの張替えが必要になるため、修理費用も32型テレビなら12万円前後、40型テレビなら15万円前後の修理費用が必要となります。
ちなみに、テレビの平均的な寿命はおよそ8年前後とされています。
利用年数がそれに近い、あるいは過ぎているという方は修理よりも買い替えた方がおすすめですよ。
線が入ってもかろうじて視聴できる場合はそのまま使い倒すのもありですが、一度でもテレビに縦線や横線が入ってしまうとその後自然に改善することはありません。
そのまま放置しておくと、
- 徐々に線の本数が増えていく
- 線が太くなって視聴範囲が徐々に狭まる
と状況はさらに悪化していくばかりなので、将来的には必ず対処が必要な症状であることは念頭においておきましょう。
【番外編】テレビ画面に縦線や横線が入った時のその他チェックポイント

ここからは番外編です。
テレビ画面に縦線や横線が入ってしまった場合、念のためにチェックしてほしい2つのポイントをご紹介します。
- 画面サイズが切り替わっていないかチェック
- レコーダーで録画した映像だけに縦線・横線が入る
①画面サイズが切り替わっていないかチェック
こちらは画面の上下左右を囲うように黒い線が入っている場合の対処法です。
放送局から送信される放送波にはいくつかの画面サイズがあることがあります。
それに合わせて画面サイズを切り替えてしまうことで、上下や左右に余白ができてしまい、画面の大きさが変わってしまうケースがあります。
機種によっては「フル1」「フル2」という設定があったり、「シネマ」「ワイド」といった画面設定ができるテレビもあるため、家族の誰かが映画を見る際に切り替えてしまっていたり、気づかずに誤操作してしまっている場合もあるため確認してください。
リモコンチャンネルに「画面表示」というボタンがあればそこから設定の切り替えが可能です。
それが無い場合は通常、
- 「設定」を選択
- 「画面設定(もしくは映像設定)」を選択
- 「画面表示(もしくは画面サイズ)」を選択
という手順で操作することで改善できると思います。
②レコーダーで録画した映像だけに縦線や横線が入る
こちらはテレビ視聴では問題がなく、レコーダーに録画した映像に縦線や横線が入ってしまう場合の対処法になります。
このケースの場合、テレビ側には問題がなく、レコーダー側の映像や音声を処理する機構(チューナー)に異常がある可能性が高いです。
その場で試しに録画をしてみて、録画した映像に縦線や横線が入る場合はレコーダーの修理、症状が出ない場合は録画時の受信状況に何らかの問題が発生しただけという可能性もありますのでしばらく様子を見ましょう。
頻繁に縦線・横線が入る症状が見られた場合はすぐに購入店へ連絡するのがおすすめです。
テレビに縦線や横線が入るようになったときの対処法まとめ
この記事では、テレビに縦線や横線が入るようになったときの対処方法について解説しました。
テレビに線が入ってしまったときはいったん電源周りの動作確認から始めてみて、仮に治った場合でも注意が必要です。
一度起こった症状はいつ再発するかわかりません。できる限り早急に購入店へ連絡を入れ、エンジニアに出張点検してもらうことをおすすめします。
一方で、症状が改善せず縦線や横線が入ったままという方に関しては、観られなくなるまで使い倒すか、すぐに買い替えを検討しましょう。
テレビの故障箇所によって修理金額は大きく異なりますが、保証が切れた状態でのパネル修理や基盤交換は想像以上に高額になります。
上記の方法を試していただき改善が見られない場合は、特別な理由がない限り最新のテレビへ替えてしまった方が安心ですよ。
