という方に向けて、本記事では「テレビの画面をアルコールで拭いてしまった場合の対処法」と「パネル修理に要する金額の目安」について詳しく解説します。
テレビの画面を掃除するとき、アルコールで拭いてしまってはいませんか?
アルコールはテレビの画面にコーティングされている膜を溶かしてしまう可能性があり、ムラやシミを作り、画質を悪化させる原因になります。
この記事では、アルコールで拭いてしまったテレビの画面の対処法と、正しい掃除方法についてご紹介します。
テレビをアルコールで拭いてしまったらどうなる?
テレビの画面は、液晶や有機ELなどのデリケートな素材でできています。
そのため、アルコールや洗剤などの強い溶剤を使って拭くと、画面にコーティングされている防汚や防指紋の層が剥がれたり、変色したり、傷ついたりする可能性があります。
アルコールで拭いてしまった場合、画面にムラやシミができたり、光沢が失われたり、画質が悪くなったりすることがあります。
また、アルコールが画面の内部に侵入すると、ショートや発火の原因にもなりかねません。
アルコールで拭いてしまったテレビの画面の対処法
アルコールで拭いてしまったテレビの画面にムラやシミができてしまった場合、以下の方法で応急的に対処することができます。
- ムラを指で軽くこすって、ならしていく
- 乾いた専用のクロスで軽く伸ばしてなじませる
それぞれ詳しく解説します。
ムラを指で軽くこすって、ならしていく
指で軽くこすってならす方法は、画面にコーティングされている防汚や防指紋の層がアルコールで剥がれたり、変色したりした部分を修復する効果があります。
指には油分が含まれているので、コーティングの偏りを均すことができます。
この方法は画面にムラができた場合に有効です。
指でこするときは力を入れずに軽く円を描くように動かすのがコツですが、こすりすぎるとかえって画面に傷をつける恐れがあるため注意が必要です。
乾いた専用のクロスで軽く伸ばしてなじませる
乾いた専用のクロスで伸ばしてなじませる方法は、画面に残った油分やアルコールを拭き取る効果があります。
この方法は、画面にシミができた場合に有効です。
専用のクロスは液晶画面に優しい素材でできており、ホコリや汚れをキャッチしやすく、画面を傷つけにくいです。
クロスで拭くときは一方向に動かし、画面全体を均一に拭くのがポイントです。
クロスが汚れたら裏返したり折り替えたりして清潔な部分を使いましょう。
テレビの画面の正しい掃除方法
テレビの画面を掃除するときは、アルコールや洗剤などの化学物質を使わないことが大切です。
これらの物質はテレビの画面にコーティングされている膜を傷つけたり、剥がしたりする可能性があります。
また、ティッシュやタオルなど繊維質が硬い布や紙も避けましょう。
これらはテレビの画面に傷をつけることがあります。
テレビの画面を掃除するときにおすすめなのは、以下の道具と方法です。
- やわらかいブラシやハンディモップでホコリを取る
- マイクロファイバー素材のクリーニングクロスで画面を優しく拭く
- 水で濡らしたキッチンペーパーで汚れを優しく撫でるようにふき取る
こうした点を守れば、テレビの画面を傷つけずにキレイにすることができます。
ただし、力を入れてこすったり、画面に水滴を残したりしないように注意しましょう。
テレビの画面をアルコールで拭いてしまった場合の修理費用は?
テレビの画面をアルコールで拭いてしまった場合、上述の通り、
- パネルが白っぽくなる
- ムラやシミができる
- 部分的に光沢が失われてしまう
ことがあります。
では、画面を交換しようと考えた場合、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。
残念ながら、パネルの修理は非常に高額になることが多いです。
パネルはテレビの中でも最も高価な部品であり、交換する場合はテレビ本体の半分以上の金額がかかるのが通常です。
例えば、LGのサポートサイトによると、液晶画面のサイズが46インチ以下の場合、映像関連の修理費用の目安は13,000円~75,000円となっています。
しかし、これはパネルの交換が必要となる修理を除いており、パネルの交換が必要な場合は、さらに50,000円以上かかるとされています。
液晶画面のサイズが47インチ以上の大型の場合は、さらに高額になります。
また、シャープやパナソニックなどの国内大手メーカーでは、パネルの修理費用については公表されていませんが、一般的にはパネルの交換が必要な場合は10万円~18万円以上かかるケースがほとんどです。
テレビの画面をアルコールで拭いてしまった場合の保証は?
テレビのパネルをアルコールで拭いてしまった場合、メーカー保証や家電量販店の長期保証は効くのでしょうか。
残念ながらパネルの「破損」は自然故障の範疇ではありませんから、お客様の過失による故障とみなされることがほぼ100%です。
そのため、保証期間内であっても無償での修理は受けられません。
まとめ
テレビの画面を掃除するときは、アルコールや洗剤などの化学物質を使わないことが大切です。
また、ティッシュやタオルなどの硬い布や紙も避けましょう。
テレビの画面を掃除するときにおすすめなのは、
- やわらかいブラシ
- ハンディモップ
- マイクロファイバー素材のクリーニングクロス
- 水で濡らしたキッチンペーパー
などです。
これらの道具を日常的に活用することで、テレビの画面を傷つけずに清潔な状態を維持することが可能です。
アルコールで拭いてしまったテレビの画面にムラやシミができてしまった場合は、
- 指で軽くこすってならしていく
- 乾いたティッシュで軽く伸ばしてなじませる
という方法で一時的に対処することができます。
ただし、これは応急的な対処法であることを念頭に、間違ってもテレビの画面にはアルコールを使わないことが重要です。
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