「森の時計」は新富良野プリンスホテルのレストランバーとして建てられ、ドラマ「優しい時間」のロケ地になったことでも有名です。
隣には富良野を代表する観光名所「ニングルテラス」があり、一歩足を踏み入れるとそこに広がるのは“非日常の空間”。
奥まで続く木道にはさまざまなショップが立ち並び、その姿にすらどこか幻想的な魅力があります。
「森の時計」はニングルテラスからもアクセスすることが可能で、散策のついでに立ち寄ってみたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「森の時計」に初めて入ることができたので、店内の雰囲気やコーヒーのミルをさせてもらった時の様子などについてご紹介しようと思います。
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森の時計 営業時間・定休日
森の時計 営業時間・定休日
- 営業時間:12:00~20:45(食事LO19:30、ドリンクLO20:00)
- 定休日:不定休
(注)執筆時点の情報につき、店舗の都合で変更となっている場合もあります。最新情報は新富良野プリンスホテル公式ホームページをご確認ください
森の時計 店舗場所・電話番号
「森の時計」の店舗の場所と電話番号はこちらです。
森の時計 店舗場所・電話番号
- 住所:〒076-0016 北海道富良野市字中御料
- 電話番号:0167-22-1111(新富良野プリンスホテル直通)
- アクセス:Googleマップで見る
先ほどもお伝えした通り、「森の時計」へアクセスするにはニングルテラスから景色を楽しみながら歩いて向かうのがおすすめです。
施設内は徒歩での移動になりますが、新富良野プリンスホテルの駐車場を利用することができ駐車料は無料となっています。
かなり膨大な台数を収容できる駐車場なので、訪れた際に駐車ができないという心配はほぼないかと思います。
ニングルテラスを通って「森の時計」へ
駐車場に車を停めると、こちらの入り口からニングルテラスの中へ入っていきます。
道中は様々なショップが立ち並んでいて、木道の上を散策しながら進んでいきます。
ログハウスの建物がいくつも並んでいるのが印象的。
この非日常感がたまらなく快感です。
「紙々の森」や「ガラスの家」などそれぞれに特色があるので、途中寄りながら歩くのも楽しめる要素。北海道にもこんな素敵な空間があったんですね~!
途中何度も足を止めながら進んでいき、ニングルテラスの一番奥まで行くとこのような看板が現れます。
まだもう少し距離がありますが、この環境ですから特段苦だとは思いません。せっかくなので自然の空気が流れる中お喋りしながらゆっくり行くことにしました。
ちなみに、この時外の気温は30度近くありましたが、森の中の空気は思ったより涼しいです。
このように途中からは木道から通常の地面に変わって少し歩きやすくなります。
そうして歩いた先に見えてきた光景がこちら。
森の中にひっそりポツンと佇む一軒のカフェ。記憶にあるという方も多いのではないでしょうか?
倉本聰さんのドラマがこんな場所で撮影されていたなんて驚きですね。しかし、「森の時計」という名にふさわしい趣があります。
森の時計 コーヒーの香りが漂うモダンな店内
「森の時計」の店内に入ると思いのほか先客が多かったようで、この時はすでに満席とのこと。
諦めて引き返すお客さんもいましたが、せっかくなので待たせてもらったところ約15分ほどで席に案内されました。
現在はソーシャルディスタンスということでカウンター席は開放されていないようです。
そのかわり店内奥のテーブル席へ通してもらいました。
間隔を十分に空けてテーブルを配置しているので、店内には合計5つのテーブル席ということで現時点ではあまりキャパがなさそうです。このご時世ですから仕方ありませんね。
それでも大きな窓に高い天井。自然光が入るのでコーヒー店にしてはとても明るく、訪れる客層も中高年が多いためか皆さんパートナーとの会話を静かに楽しんでいるようです。
ほんのりと店内に漂うコーヒーの香りがまた風情があっていい感じですね!
森の時計 メニュー
「森の時計のメニュー」はこのようになっています。
【ドリンクメニュー】
- ブレンドコーヒー:600円
- 紅茶(ダージリン):600円
- アイスコーヒー:600円
- アイスティー(アールグレイ):600円
- ふらのぶどう果汁:620円
【フードメニュー】
- 森のカレー:1250円
- 雪のシチュー:1200円
【ケーキメニュー】
- 初雪:1050円
(チョコのクリームがのったガトーショコラ) - 根雪:1050円
(ムースとホワイトチョコレートのケーキ) - 雪解け:1050円
(チョコレートガナッシュとスポンジのケーキ)
【ケーキセットメニュー】
- ケーキセット:1460円
(ケーキとコーヒーのセット、初雪・根雪・雪解けから好きなものを1つ選択)
※表示はすべて税込み
※仕入れ状況などにより価格が変動する場合があります
メニューはかなり厳選されていて、ドリンク・フード・ケーキの3種類のみとなっているようですね。
多すぎても選ぶのに困りますし、ニングルテラスの散策休憩にはかえってこのくらいの方がちょうどいいかもしれません。
ケーキセット(初雪)を注文!
今回選んだのはケーキとコーヒーがセットになった「ケーキセット(1460円)」。
3種類あるケーキの中から「初雪」をセレクトしました。
注文すると間もなくしてこのような「手動式のミル」が運ばれてきます。
スプーンに入ったコーヒー豆はこのようにミルの上から投入していきます。
それからハンドルレバーを回すと「ガリガリガリっ」と店内に響く大きめの粉砕音。他の客も同じようにやっていた音量に耳が慣れていたせいか、それほど嫌な感じはありません。
むしろ、普段手で豆を挽く体験なんてほとんどできませんからね~!これはなかなか貴重です。
しばらくガリガリ回していると次第に音は小さくなり無音に。確認すると下の受け皿には細かくなった豆が蓄積していました。
あとはタイミングを見てスタッフが回収し、ドリップ作業は別途奥でやってくれるというサービスになっています。
素人に挽かせた豆ってどんな味なんだろう?と大してコーヒー通でもありませんがやっぱり気になります(笑)
そしてドリップされて運ばれてきたコーヒーがこちら↓
んん~苦みは少ないけどけっこう酸味が効いて渋め。これがコーヒー本来の味でしょう。
しかし、ただ渋いだけでなく喉を通過した後に鼻から抜ける香りがすごく良くて、やはりインスタントのコーヒーとは違った品のある味わいがあります。
テーブルには角砂糖も用意されているので、苦いのが苦手な方は適時調整することもできますよ。
そしてコーヒーと同時に「初雪」(ガトーショコラ)も同時に運ばれてきました。
ガトーショコラ生地の上にショコラクリームがたっぷりと乗っていて、実際に食べてみると、甘さ控えめの生地に対してしっかりと甘みのあるショコラクリームがとてもよく合います。
ケーキが甘くショコラのいい香りが楽しめるので、より一層コーヒーの渋みが美味しく感じられますね。
本来はカウンター席でしかコーヒー豆のミルはできないと聞いていたのですが、確認するとカウンター席でも普通にできるみたいですね。
また、テーブル席とはいっても非常に解放感があり、自然の光が絶妙に入ってくるので居心地は抜群。
鳥の鳴き声や木々が風でゆらゆらしている様子。まさしく「優しい時間」と表現するのが最も適しているでしょう。
コーヒーもケーキも美味しかったけど、この空間にいれただけでも大満足!
今度はカウンター席でもゆっくりと時間を過ごしてみたいです。
森の時計 地図・アクセス
施設名 | 森の時計 |
---|---|
住所 | 〒076-0016 北海道富良野市字中御料 |
電話番号 | 0167-22-1111(新富良野プリンスホテル直通) |
営業時間 | 12:00~20:45 ※食事LO19:30、ドリンクLO20:00) |
定休日 | 不定休 |
最後にひと言
実際に行く前はただのカフェだろうと思ってたけど、実際にお邪魔してみるとやはりドラマの舞台になるほどの場所は違います!
少し歩くのが遠いかもですが、ニングルテラスのような雰囲気が嫌いじゃなければ道中散歩するだけでもテンションが上がっちゃいます(笑)
忙しい中スタッフの方もニコニコしながら親切に対応してくれて、さすがホテルマンの接客はレベルが高いと感心しました。
時期が落ち着いたらもう一度来て、今度はカウンターでゆっくりお喋りしながら過ごしてみたいと思います。
【参考リンク】
・FURANO RESORT NEWS公式ホームページ