アウトドアでの料理や家庭での手軽な調理を楽しくしてくれるアイテム、MOON LENCEのマルチグリドル。30cmと34cmの2サイズ展開で、IH、ガス火、焚き火に対応したこのグリドルは、キャンプ愛好者から家庭でのカジュアルな調理を楽しみたい人まで幅広く人気がある商品です。
そこで今回は実際に使ってみた視点で、このマルチグリドルのメリットや気になる点、そしてどんな人にぴったりなのかをじっくりレビューします。手に持った瞬間の感想や、料理が楽しくなる使い勝手を交えながら、分かりやすくお伝えできればと思います。
MOON LENCE マルチグリドルの第一印象とデザイン性
初めてマルチグリドルを手に取ったとき、驚いたのはその軽さです。30cmサイズで約540g、34cmサイズでも約790gと、アルミニウム合金製のボディは驚くほど軽量で、キャンプに持っていく際も負担になりません。
ブラックのコーティングが施された表面は、シンプルながらも洗練された雰囲気で、キャンプサイトでもキッチンでも映えるデザインだと感じました。
外側が高く内側が低い独特の形状は、油が中央に集まりやすく、飛び散りにくい工夫がされている点も好印象です。このデザインのおかげで、揚げ物や炒め物をする際に油ハネを気にせず調理できるのは嬉しいポイントでした。
木製の取っ手が付属しているのも、見た目だけでなく実用性を考えた工夫だと感じます。シリコン製の取っ手に比べて熱くなりにくく、見た目もナチュラルで温かみがあります。専用の収納バッグも付いてくるので、キャンプギアとして持ち運ぶ際も他の道具を傷つける心配がなく、収納が楽なのも助かります。パッケージを開けた瞬間、「これならすぐに使えそう！」とワクワクしたことを覚えています。
使ってみて感じたメリット
驚くほど焦げ付きにくいコーティング
MOON LENCEのマルチグリドルの最大の魅力の一つは、表面に施されたコーティングです。油をほとんど使わなくても食材がくっつかず、スルッと滑るように調理できるのは本当に快適でした。
例えば、朝食に目玉焼きを作ったとき、油をひかずに焼いても綺麗に剥がれて、まるでプロの仕上がり。チャーハンや焼きそばのような炒め物も、食材がこびりつかず、洗い物が簡単なのは忙しいキャンプや日常の調理で大きな助けになります。シーズニングが不要なのも、初心者にとってハードルが低く、届いたその日から気軽に使えるのが嬉しいポイントです。
熱伝導の良さで調理がスピーディー
アルミニウム合金の素材は、熱伝導率が非常に高く、火にかけてすぐに温まるのが特徴です。キャンプでカセットコンロを使ったときも、ガス火の弱火で十分に全体が温まり、ステーキや野菜のグリルを短時間で焼き上げることができました。家庭のIHコンロでも同様で、フラットな底面設計のおかげで安定感があり、ムラなく加熱できるのが好印象でした。
このスピーディーな調理は、忙しい朝や大人数でのバーベキューで特に役立ちます。食材の焼き目も美しく、食欲をそそる仕上がりになるので、料理の見た目にもこだわりたい人にぴったりだと感じました。
多用途で料理の幅が広がる
マルチグリドルは、焼く、炒める、揚げるといったさまざまな調理に対応できるので、料理のレパートリーがぐんと広がります。キャンプでは、朝食のパンケーキから夕食の焼肉まで、1枚のグリドルで対応できたのが驚きでした。
家庭では、カセットコンロにセットして卓上で鉄板焼きを楽しむこともでき、ホットプレートを出す手間なく手軽にパーティー気分を味わえます。特に、串揚げやステーキのような豪快な料理も、油が飛び散りにくい設計のおかげでストレスなく楽しめるのは大きな魅力です。どんなシーンでも活躍してくれるので、料理がもっと楽しくなったと感じています。
軽量で持ち運びが簡単
キャンプに持っていくギアは、軽さとコンパクトさが重要ですが、このマルチグリドルはどちらも満たしています。30cmサイズならバックパックにも収まりやすく、専用バッグのおかげで他の荷物と一緒に安心して持ち運べます。
家庭での収納も場所を取らず、キッチンの引き出しにすっきり収まるサイズ感は、普段使いにもぴったりです。木製の取っ手は取り外し可能なので、収納や洗う際にも邪魔にならないのが嬉しいですね。
気になるデメリットと改善点
木製取っ手の取り付けに難あり
多くの人が気になっている点として、木製の取っ手の取り付けにくさが挙げられます。実際に使ってみると、取っ手をグリドルの縁に差し込むのが固く、力加減を間違えると割れてしまうことがありました。私の場合、慎重に差し込んだつもりでしたが、少しひびが入ってしまい、「もう少しスムーズに装着できたらいいのに」と感じました。
レビューでも、シリコン製の取っ手に変更してほしいという声が多く、確かに熱いグリドルを安全に持ち運ぶためには、もっと使いやすい取っ手だと安心だと感じます。木製のナチュラルな見た目は素敵ですが、実用性を考えると改善の余地がありそうです。
高温に注意が必要
コーティングのおかげで焦げ付きにくいものの、火力を上げすぎるとコーティングが傷んだり、食材が焦げつくことがありました。特に焚き火で使った際、火加減を調整しなかったときに、中心部分が少し焦げてしまった経験があります。
弱火や中火でじっくり調理すれば問題ないのですが、火力の強い直火では注意が必要です。初心者にとっては、火加減のコツをつかむまで少し試行錯誤が必要かもしれません。
木製取っ手の耐久性に不安
木製の取っ手は見た目が素敵で熱くなりにくい反面、火の近くで使うと引火のリスクがある点も気になりました。キャンプで焚き火やガスコンロを使う際、取っ手が火に近づかないよう気をつける必要があり、うっかりすると焦げたり割れたりする可能性があります。
シリコンカバーのような耐熱性の高い素材に変更されれば、より安心して使えるのにな、と感じました。
どんな人におすすめ？
キャンプ初心者や気軽にアウトドアを楽しみたい人
とはいえ、キャンプを始めたばかりの人にとって、MOON LENCEのマルチグリドルはぴったりのアイテムです。軽量で持ち運びやすく、シーズニング不要で届いたその日から使える手軽さは、初心者にとって大きな魅力です。
焚き火やカセットコンロで簡単に調理でき、焦げ付きにくいので片付けも楽ちん。キャンプでの料理に自信がない人でも、失敗しにくい設計なので、楽しくアウトドア料理を始められるはずです。専用バッグ付きでギアの整理も簡単なので、キャンプの準備が苦手な人にもおすすめです。
家庭で手軽に鉄板焼きやバーベキューを楽しみたい人
アウトドアだけでなく、家庭での調理にも大活躍するこのグリドルは、カセットコンロを使った卓上調理が好きな人にぴったりです。ホットプレートを出すのが面倒なときや、少人数で気軽に焼肉やお好み焼きを楽しみたいときに、サッと出して使える手軽さが魅力です。
油ハネが少ない設計なので、キッチンやダイニングが汚れにくいのも嬉しいポイント。見た目もおしゃれなので、食卓にそのまま出してもパーティー感がアップします。
料理の見た目や効率を重視する人
熱伝導率の高さや均一な加熱のおかげで、焼き目が美しく仕上がるこのグリドルは、料理の見た目にこだわる人にもおすすめです。ステーキや魚にきれいな焼き目をつけたいときや、チャーハンをパラッと仕上げたいときに、期待通りの結果を出してくれます。短時間で調理できるので、忙しい日常でも効率よく料理をしたい人にぴったりです。
使ってみた感想と今後の期待
MOON LENCEのマルチグリドルを使ってみて、軽さと使いやすさに本当に感動しました。キャンプでの朝食から家庭でのディナーパーティーまで、どんなシーンでも活躍してくれる頼もしさは、料理の時間を特別なものにしてくれます。焦げ付きにくいコーティングや、油ハネを抑えるデザインは、ストレスフリーな調理を叶えてくれるので、料理が苦手な人でも楽しく使えるはずです。
一方で、木製取っ手の取り付けやすさや耐久性については、もう少し改良されるとより多くの人に愛されるアイテムになると思います。シリコン製の取っ手や、もっと簡単に装着できる仕組みが採用されれば、キャンプでの使い勝手がさらにアップしそうです。それでも、この価格でこれだけの機能とデザインを実現してくれたのは、本当にコスパが良いと感じました。
まとめ
MOON LENCEのマルチグリドルは、キャンプと家庭の両方で活躍する万能な調理パンです。軽量で持ち運びやすく、焦げ付きにくいコーティングや高い熱伝導率で、初心者から料理好きまで満足できるアイテムだと感じました。
木製取っ手の課題はあるものの、全体としては使いやすく、料理の楽しさを広げてくれる存在です。アウトドアを始めたい人、家庭で手軽に鉄板焼きを楽しみたい人、効率よく美味しい料理を作りたい人に、ぜひ手に取ってほしい一枚です。
これからのキャンプや食卓が、もっと楽しくなること間違いなしですよ！
